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家具の処分方法~持ち込み、運び出し、解体など捨て方のコツを解説~

家具の処分方法~持ち込み、運び出し、解体など捨て方のコツを解説~

家具や家電の処分にお困りではありませんか。

急な引っ越し、リフォーム、大掃除などのシーンで、大型の不用品や家電リサイクル法の対象品目をどう捨てればよいのか。いざ直面してから慌てふためくケースは珍しいことではなく、決して他人事と思ってはいけません。費用や手間が掛かることも当然、頭を悩ます要素として降りかかってくるため、処分に苦戦されている方は思いのほか多くいらっしゃいます。

だからこそ、知識を得ることが大事です。
捨てるにあたっての手段やコツをあらかじめ知っておくことが必要だと考えます。

そういうわけで、本記事では家具の処分方法についてくわしく解説します。
「持ち込み」「運び出し」「解体」などの作業や、専門業者への依頼にも言及。
ぜひ、参考にしていただけますと幸いです。

具体的な家具の処分方法

家具の処分を行っている部屋
古い電化製品、ベッドやソファやタンス、食器棚……不要になった際、次に考えるべきは処分の方法です。当然、正しく対応しなければなりません。大きな家具は、燃えるごみとは別。エアコン・テレビ・冷蔵庫・冷凍庫・洗濯機などは、特定家庭用機器再商品化法、そう、冒頭でも触れた家電リサイクル法に基づいた処理が必要です。

と、上記を踏まえ、処分方法をいくつか具体的に紹介します。

自治体が提供する粗大ゴミ回収サービスの利用

定番の方法です。
お住まいの市町村の自治体によってルールは異なりますが、大抵は、料金シールを指定のコンビニエンスストアもしくはスーパーで購入し対象家具に貼り、同じく指定された場所へ持っていけば問題ありません。決められた回収日に引き取ってもらえます。

比較的安い費用で処分できる点はメリットです。その一方で、デメリットや懸念点にも用心しましょう。

まず、手続きの予約が必要です。その際、回収日が必ずしも希望通りにいくわけではありません。混みあいがちな年末や引っ越しシーズンの2月、3月はなおのこと、都合よくタイミングを図るのが難しいでしょう。
また、回収場所への運搬が可能か否かも事前に確認してください。怪我や破損が生じてしまう恐れもあります。したがって、家具を無理やり運び出すことになりそうな場合は、他の処分方法を検討しましょう。

ゴミ処理施設への持ち込み

対象の粗大ゴミや不用品を積み込める車を自身で確保したうえで、直接ゴミ処理施設へ運び、現地で引き取ってもらう方法もあります。いわゆる「持ち込み」です。
スケジュールの調整に困ることもなければ費用も抑えられるため、心理的負担が少なく節約もできお得な処分方法に思えます。
しかし、現実は一筋縄ではいきません。
手続きにはじまり、運搬車両の用意、対象物の運び出し、車両への積み込みなど作業自体、少なからず面倒に感じられるでしょう。状況次第で人手も必要です。ゴミ処理施設まで届けるにも時間や手間が掛かります。
こうした労力に加え処理手数料も発生するため、実質コストを減らせるかといったら、なかなかどうして懐疑的にならざるを得ません。

施設場によっては手数料無しのケースもあるため、損得に関して一概にはいえませんが、そもそも持ち込みが不可能な品目も存在します。いずれにせよ、置かれている状況や事前のリサーチに基づき判断することが大切です。

リサイクルショップへの持ち込み

同じ持ち込みでも向かう先がゴミ処理施設ではなくリサイクルショップなら、本来費用を支払うところ、一転して収入が生まれる可能性が出てきます。
それ以前に、家具がまだ使える場合、捨てるにはどこか名残惜しい気持ちが芽生えるかもしれません。
リサイクルショップへの持ち込みは、売れるメリットに加え、他の誰かが必要としてくれることもあり、それはちょっとした安堵へとつながります。次に欲しい人の手に渡ることを考えれば、手放すのもそう悪くはないはずです。

ただし、必ずしも売り値がつくわけではありません。需要がなければ当然です。さらに、その状況下で処分をお願いするとなると、受け付けてもらえない、もしくは費用が掛かります。
運搬、持ち込みが大変である点は処分先がどこであろうと一緒です。買い取り不可能であれば、収入を期待していた分、骨折り損となるでしょう。

処分しやすい大きさに解体

DIYが得意な方には家具の解体もおすすめです。素材によって難易度は変わりますが、うまくいくと費用の節約にもつながります。
たとえば、タンスやクローゼットなどは大型であっても木材のため比較的解体しやすい家具です。細かく分解できれば、(各地域のルールに沿ったうえで)可燃ごみとして処分することも可能になります。

もし腕に自信があるならノミやバール、金槌、チェンソー、のこぎりなどを使って解体にチャレンジしてみてはいかがでしょう。
DIY好きの方にとってはおそらく一石二鳥。有意義かつ有効な方法になり得るはずです。

一方で、こうした作業に苦手意識のある方にはおすすめしません。
解体は、少なからず危険が伴います。
この場合、おそらく泣きっ面に蜂。うまくいくとは限らないうえ、時間を浪費することになります。
したがって、あくまで選択肢の一つだという認識にとどめておいてください。

運び出しや解体も可能な不用品回収業者への依頼

自身での大型家具の運び出しや解体はどうしても不安がついて回ります。
そこでおすすめしたいのが不用品回収業者への依頼です。心配せずに任せられる点は、他の処分方法と比べても随一のメリットだといえます。

素人では到底外に運べないであろう大きなベッド、ソファも、卓越した職人技で分解、整理し、運搬までスムーズにこなしてくれるはずです。怪我や破損といった危険な場面に遭遇せずに済むのも当たり前のようにみえて、実は非常に大きな特長だと考えます。
その他、回収日程の調整がしやすい点も安心材料といえるでしょう。

もちろん、料金は掛かります。とはいえ、業者によってさまざまです。結果的に他の処分方法よりも安上がりで済むケースもあります。
が、気を付けなければならないのは費用面だけに固執しないことです。不用品回収業者の比較の際は、値段とサービスのバランスをきちんと精査するようにしましょう。

その業者が信頼できるかどうかの判断は、極力慎重に行ってください。
処分方法然り、軽率な選択はトラブルを招きやすいものです。

買い取りも可能な不用品回収業者への依頼

運び出しや解体、運搬のサービスに加え、買い取りまで可能な不用品回収業者も、なかには存在します。
つまり、リサイクルショップへの持ち込み同様、処分とあわせて売り値がついてくる期待が持てるわけです。いわずもがな、こちらで運び出さずに済む出張対応。労力を掛ける必要はありません。そうこう費用をはじき、うまくいくとサービス料金が格安になります。
骨を折ることなく安全・安心かつお得に処分できるのであれば、最善の方法といえるでしょう。
ただし、どの家具も売れるとは限りません。
過剰に期待せず、依頼を検討する際はあくまで状況を踏まえて冷静に判断しましょう。

家電リサイクル法に指定されている家電の処分方法

廃棄処分される家電
家電リサイクル法は、特定家庭用機器再商品化法の通称です。
この法律では、一般家庭や事務所から排出されたテレビ、エアコン、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機などの特定家庭用機器廃棄物に対して、減量、適正処理、再生資源の有効利用が促進されています。
再利用可能な部品や材料を収集・運搬・再商品化し、生活環境保全と国民経済の健全な発展につなげていくことが目的です。

実際の処分にあたって、小型のテレビなどは自治体の回収で事足りると考えます。
他方、持ち運ぶのが難しい家電であれば、不用品回収事業者に依頼するのが無難です。
なお、購入店舗がわかる場合、連絡依頼のうえ引き取ってもらうことができます。

原則、リサイクルが義務付けられている法律です。
対象の家電を廃棄する場合は、正しく処理するようにしましょう。

家具を捨てる際は、状況に応じた最善の方法で処分しよう!

捨てられる多くの家具
家具を捨てるにはさまざまな方法が存在します。それらを知るだけでも、少なからず余計な心配は減るはずです。
また、選択肢のなかからどれを選ぶのが最善か。各特徴への理解が、失敗や後悔の回避につながります。
規模や条件、状況によって然るべき対応が必要であることはもちろん、手段一つでお得な処分さえも可能です。

したがって、メリット・デメリットも含めて知見の幅が広がれば、今後は余裕をもって対処できるでしょう。